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【TGIF PROJECT】ものづくりの大変さ

日本では当たり前に教育を受ける機会があり、基本的な学習は皆が平等に受ける権利があります。
ガーナでも中学校までは義務教育なのですが、

地方で育つ子どもたちは中学まで卒業できることがとても少ないのが現状です。

働き手として小学校高学年から働きに出る子は、家事手伝いの為に学校に行けないからです。
その為、数を数えたり、長さを測ったり、基本的な学習能力が備わっていない事が多く、

バスケット作りの際もその点で大変な苦労があります。

 

まずはメジャーの使い方・見方から教えなければいけません。
「何センチで作ってください。」
これが通じないのです。

大体の感覚で作ってしまうものだから、出来上がったサンプルを見て驚くこともしばしば。
20センチで作ってねと言っても、20センチがどんな長さなのか、

メジャーを使わせても理解が難しいのです。

 

1番間違いが無い方法は、現物を渡すこと。

「この形そのままで大きさも同じに作ってください。」
理解を示し、出来上がってきたサンプル。
3センチズレている。。
「3センチもズレてたら商品として日本で売れないよ。」
と私が指摘をしたら、
「大体一緒だから大丈夫でしょ。細かいこと言わないで。」
と反撃が。
「日本では全く同じサイズでないとお客さんが買ってくれないから、これはダメだよ。」
とさらに指摘。
「本当に細かいわね。もう作りたくないよ。」
と嫌がられ。

 

辛抱強く、相手に理解してもらうまで何度も何度もコミュニケーションを重ねる作業。
途中心が折れそうになりながらも、彼女たちと良いものを作っていきたいんだという思いをぶつけ続ける事で

少しずつ想いが伝わり、形になっていく商品たち。

日本で認められる商品をアフリカの人たちと作る事は本当に根気のいる作業ですが、

彼女たちと成し遂げたい夢がある為、今日も必死に食らいついて、バスケット作りに励みます。

 

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"TGIF" Thanks God I'm Female

アフリカ女性が女性として自信を持って生きていける社会を

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