NEWS

No.3 Hand in Hand 宮城県岩沼市2011/4/11

touhoku_3

2011年4月11日−13日 宮城県岩沼市 ビックアリーナ(避難所) ミヤザキケンスケとともに4月11日の金曜の夜中から日曜のよるまで宮城県岩沼市にいってきました。 市内の被害状況は死亡者、行方不明者183名。避難者は一時5700人にも上りました。 訪問先は岩沼市内で避難所として使用されていたビッグアリーナというスポーツ施設。今回も岩沼市役所、教育委員会の方々と事前にコンタクトをとらせていただき、自治体と共同で「絵画プロジェクト」を実施させていただきました。 絵を通じてお子様からお年寄りまでみんなに意欲や笑顔を取り戻してもらおう、元気になってもらおうというのがコンセプトです。 この訪問でも私とプロジェクトメンバーのミヤザキケンスケと2人で現地にむかい、①絵画教室②おおきな絵の作成という2つのプロジェクトを行わせていただきました。 子供たちだけでなく、特にお年寄りの方々にも多く参加していただくことができました。絵には地元の方がみてわかる岩沼市の名物(ボタンの花や神社、田んぼ、ブタのキャラクター、伊達政宗、仙台空港など・・)とされているものを多く描いてみました。 今回は現地の方とお話ができる機会が多く、特にお年寄りの方と密にお話をすることができました。 中には前日に娘さんの遺体がみつかり、火葬を終えたばかりという方もいらっしゃいました。これから何をして生きていけばいいのか、生活できるか不安、避難所にずっといるしかないけどずっといるのはしんどい、生き甲斐はすべて失った…皆さん大きな精神的な苦痛を抱えながら毎日不安な気持ちで生活していらっしゃいました。そういった方々のためにも、心のケアの重要性を感じました。今後も様々な形の精神的ケアが二つ用になります。農家の方々は自分の土地を失い、何もすることができません。 雇用の面での不安も大きいようです。 「すこし気がまぎれたよ…ありがとう」 「久々に熱中しちまったなー」 この言葉がうれしかったです。