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ボルガタンガ地方のお母さんたち

ガーナ北部のボルガタンガ地方で私たちは女性の雇用支援を行っています。北部は南部の都市部との経済格差が激しく、貧困率の高さが問題となっています。
私たちはボルガタンガ地方の名産であるボルガバスケットを生産する工場を建設、仕事がない女性たちを雇用しバスケットを作っています。

今年のCLOUDY春夏コレクションでも、ワーカーのみんなが一生懸命に作ったバスケットがお披露目になります。

ここに生きる女性たちは英語がほぼ話せません。でも何故かコミュニケーションが取れちゃうのです。
身振り手振りで必死に伝えたい気持ちを表現する事で、相手にも気持ちや愛情って伝わるものですね。

私はお母さんたちとバスケットを編む時間が大好き。

女子トークはもちろん、家畜のニワトリが盗まれちゃった話や、家族の話。
とにかくバスケットを編んでる時間はみんなおしゃべりが止まりません。

誰かが病気になったら、みんなで薬を作って届けたり、お腹が減ったら食事をシェアしたり。
みんなで支え合いながら生きるその姿に、いつも東京で仕事に追われ忘れてしまいがちな大切な人との関わりや家族愛など、改めて考えるキッカケをもらっています。

物や情報が圧倒的に少なく、経済的に苦しいとしても、彼女たちの心は私の何倍も豊かで愛に溢れています。

人間らしさ。

いつもたくさんの学びをくれるお母さんたちが大好きです。