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ワーカーの卒業

年末に2名のワーカーが私たちの元を卒業していきました。
オーガスティーナとポーシア。

彼女たちとは3年間、共に物作りに励んで来ました。私たちの元に来た時は、まだミシンで真っ直ぐ縫うことも出来なかった彼女たち。

長期間のトレーニングを経て、今では新人を指導する立場になった2人。

ずっと一緒に働けると思っていた私は、辞めたいと話をもらった時、思わず引き止めようと言葉を発しそうになりました。

しかし、理由を聞いてみたら、オーガスティーナはこの数年間でお金を一生懸命に貯め、小さいながらも自分のお店を開くことにしたと。独立して頑張っていきたいとの意思を示して、ここを卒業したいとの話をしてくれました。

またもう1人のポーシアは、お洋服のデザイナーになる夢を追いかけて、専門学校に入り直し、デザインの勉強をするためにここを卒業したいとのこと。

私たちの元で学んだ経験を活かし、次のステップに進もうとしている彼女たち。

理由を聞いて、本当に彼女たちが誇らしく、そして、次なる未来に向けて前向きなチャレンジを心から応援したい、そうなふうに思えた自分がいました。

別れは寂しくもありますが、私たちの本来の目的である、女性が社会的自立をし、自分の足で立ち、生き抜く力を。

これが本当に形になって成果として結びついているんだと、実感する出来事でもありました。

2人が卒業したことで、今年から新たに2人のワーカーさんが私たちの工場に入社しました。

出会いと別れを繰り返しながら、でも絶対に私たちの元で働くすべてのワーカーが幸せな輝かしい未来が描けるように。

私たちは今年もさらに加速し歩みを続けてまいります。

2人のこれからの挑戦を心から応援すると共に、2人の幸せを願っています。

本当にありがとう。