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バスケット作りは数字の勉強から?

日本と同じく、ガーナでも中学校までは義務教育。
しかし、約半分の子どもたちがが中学校を卒業できません。
理由は、小学校高学年から家の働き手とされるから。

そのため、数を数える、長さを測る、といった基礎学習能力が備わっていないことが多いです。
バスケットを作っているガーナ北部もそういった子どもが多い地域の一つ。
この問題は、バスケット作りにも大きな影響が。

「〇〇センチで作ってください。」これが通じないのです。
感覚で作ってしまうので、出来上がったサンプルを見て驚くことも。

例えば「20センチ」と伝えても、「20センチ」がどんな長さなのか分からない。
まずはメジャーの見方や使い方から教えなければいけません。

ガーナのみんなとモノづくりをするためには、欠かせない大切なこと。
目線を合わせ、みんなで一つ一つの問題を乗り越えながら、バスケットは編みあがります。