バスケット工場
ガーナ北部のボルガタンガ地方では、2020年にバスケット工場が完成し、550名の女性が働いています。
ガーナ北部のボルガタンガ地方では、2020年にバスケット工場が完成し、550名の女性が働いています。
ガーナ北東部のボルガタンガ地方に住む女性の多くは教育を受ける機会に恵まれず、進学率の低さが問題となっています。
その多くは貧困が原因であり、家族を支えるために働きに出たり、時には12、13歳の若さで結婚をして家庭に入る場合もあります。社会的な立場も弱いため、子どもにも十分な教育機会を与えることができず、貧困から抜け出すことができない、負の連鎖が続いてしまっている現状があります。
女性がバスケットを編むことで、自分自身で収入を得ることができるようになる。そして、それは女性の自立支援に繋がっています。
古くからサハラ交易の南の最終地点だったボルガタンガ地方は土壌が豊かではなく、予測しにくい天候もあいまって大規模な耕作には向かない土地でした。そういった環境の中で人々が高めていった技術の1つがカゴを編むことでした。
伝統的に現地の女性たちの間で受け継がれてきた技術、今ではそれらユニークな形やデザインが世界で注目され始めています。この地に雇用を生み出し、より多くの女性が技術を受け継ぐことで素晴らしい伝統工芸品であるバスケットを世界の人々に届けたいと考えております。
まだまだ男尊女卑が深く根付いているガーナ北部で、女性が女性であることに自信を持ち、自分自身を愛し、愛する家族を守って行ける、そんな世界を現実のものにできるに。私たちはただ単にバスケットを生産することを目的としているのではなく、ガーナ・ボルガタンガ地方で生産されるバスケットを世界的に広め、多くの人達から愛されることを目標として掲げております。
現在、生産しているバスケットは年間5,000個程度です。主に日本をターゲット市場とし、日本向けの商品を生産、ファッションブランドCLOUDYで販売しております。
今後、10年間で雇用を10,000人にすること、年間生産数を100,000個にすること、クオリティの高いバスケットを世界中に届けられるよう努力を重ねてまいります。
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