食農教育CLOUDY FARM
アフリカ・ガーナの学校給食をより豊かにするため、学校裏手に農地を開拓し始めた食農教育。新たなステップとして、日本国内で食糧自給率(生産額ベース)第1位の宮崎県の皆さまにノウハウを伝授いただき、農地を拡大、より多くの食糧を育て、産業・雇用を創出することで、子どもたちと一緒に大人も育つプロジェクトへ。
アフリカ・ガーナの学校給食をより豊かにするため、学校裏手に農地を開拓し始めた食農教育。新たなステップとして、日本国内で食糧自給率(生産額ベース)第1位の宮崎県の皆さまにノウハウを伝授いただき、農地を拡大、より多くの食糧を育て、産業・雇用を創出することで、子どもたちと一緒に大人も育つプロジェクトへ。
2018年ガーナのボルタ州アブイ・チタ村に幼稚園、小学校を開校し、2021年には中学校も増設し、CLOUDY SCHOOL in Voltaには、現在約500名の子どもたちが通っています。開校当初から継続して実施しているのが給食支援です。本来、公立学校の給食はガーナ政府が負担するのですが、財政難の為、給食を提供できていない学校が多く存在します。
その内容は炭水化物とスープが中心で、給食支援をはじめてから就学率は157%伸びたものの、子どもたちに十分な栄養を届けられてないという課題を抱えておりました。
2021年度に学校で実施した健康診断では、生徒の約30%が低体重、約70%もの子どもたちが貧血であると判明してしまいました。低体重と貧血が引き起こす主な健康への影響は、脳の発達の遅れと集中力の欠如、体力の不足と言われています。実際に1時間の授業を集中して聞くことができない生徒、途中で居眠りをしてしまう生徒がいることも課題となっています。
さらに、野菜の価格高騰が追い打ちをかけたことで、1食40円という予算では子どもたちに栄養バランスのとれた給食を提供するのが難しいのが現状です。
そこで、2021年「自分たちでできることは、自分たちでやってみたい!」という現地の声から、村長に相談をし、学校裏手に2エーカー(約8,000㎡)の農地を購入。地元の農家さんにも教わりながら、子どもたちと畑で作物を育て始めました。支援に頼るのではなく、自分たちの力で自給自足できる未来を目指し、学校の子どもたちだけでなく、地域の人々の生活までも支えていく「村の未来を育むファーム」へと成長させていきたいと考えております。
ガーナに似た温暖な気候で農業が盛んな地域を訪問し、日本の農業のノウハウや技術を学びたい、そんな思いで国内調査を進めていた時、日本国内で食料自給率(生産額ベース)第1位の宮崎県宮崎市の方々とご縁がありました。農家の皆様の培ってきたノウハウや技術を活かし、現地ガーナでの技術指導や、日本からの野菜・穀物の苗の輸出等でご協力いただき、ガーナの気候にあった農作物を生産することで、ゆくゆくは2万人のコミュニティへの野菜の供給を目標に活動してまいります。
今後予定している宮崎市との連携:
・宮崎市の農家の皆様をガーナにご招待、農作物の生産方法・技術・ノウハウを現地でご指導いただく
・日本から野菜・穀物の苗をガーナに輸出し、新たな品種の開発・生産にチャレンジ
ご支援いただいた資金は以下の目的で使わせて頂きます。
2021年から始まったCLOUDY FARM PROJECTは、沢山の”おいしい”と”栄養”を子どもたちに届けることはもちろん、農業体験を通した人間力の向上や、いつまでも支援に頼らず、自立し、豊かな生活を歩むための基盤作りを目指しています。
そして、この取り組みが学校からコミュニティに広がり、村全体の栄養確保に。そして、村を支える新規ビジネスとして拡大していく未来を、皆様と共に描きたいと思っております。
ぜひ私たちのFARM MEMBERとなって、このプロジェクトをご支援いただけましたら幸いです。
【2022年必要資金:1500万円】
農地購入費:約40万円 (今年2エーカー追加購入分)
灌漑設備費:約400万円 (今年度購入予定2エーカー分の灌漑設備費用)
人件費:約2万円/一人あたりの月給料 × 雇用人数
苗その他資材購入:約150万円
【ご寄付いただくことでできること】
1,000円のご支援で1㎡の農地で約8キロ分のトマトを収穫することができます。
10,000円のご支援で20㎡分の灌漑設備を整えることができます。
最近の活動状況